MITの計算環境

MITではすべての学生に無償でMathematicaMatlabが支給されています。
MITのアカウントを持っていれば、MIT Information and Technology Service (IS&T) のWebsiteに行き、
何回でもダウンロードできるというシステムです。
これ以外にもMicrosoft Officeなども利用可能であり、使用可能なソフトウェアの種類の多さには驚くばかりです。
提供されているソフトウェアの一覧は以下のIS&TのWebsiteから閲覧することができます。
http://ist.mit.edu/software-hardware

そんなわけで、MITでは学生全員がMatlabMathematicaを使用可能であることが前提として授業が進行します。
たとえば量子力学Ⅱの宿題では、大量の積分(12*12個)を評価する問題が出たことがあるのですが、
これもMathematicaを使ってよいからこそ出題可能な問題です。
(手計算で144個の積分を評価したうえに行列の固有値をもとめることを考えると頭が痛くなります。)